2012年3月8日木曜日

カンボクの実


冬空に真っ赤な実がたわわに成っています。
小鳥が大好きな木の実なのに残っています。




しかし、このカンボクの実は不味い。
しかも、臭い。
甘味も酸味も苦味もないから、特別不味いと言えないのかもしれないが、実を噛むとプチッと弾けて中の汁が口の中に飛び散ります。
少しずつ口に広がるのではなくて、皮が比較的固くて一瞬に口中に汁が広がるのです。
その、快感は分かると思います。
その後、何とも言えない香りが広がります。
肝の字が当てられた意味はこの香りにあるのですよ。
肝が次第に臭いを出すようになって、腐る寸前の臭いを想像して下さい。
そんな臭いが口中一杯に広がるのです。
ナナカマドの実の方が余程美味しいですね。


これが、タネです。
種を取るときは、実をつぶして中から取り出すのですが、

プチッと弾けて服に汁が飛んできます。

不思議に潰している人の服に飛ぶのです。

だから、バケツに水を入れてその中で潰さないと、体中臭くなります。

カンボクは肝木という漢字を当てるのです。


肝臓を意識したのですよ。

恐ろしや・・・









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