冬空に真っ赤な実がたわわに成っています。
小鳥が大好きな木の実なのに残っています。
しかし、このカンボクの実は不味い。
しかも、臭い。
甘味も酸味も苦味もないから、特別不味いと言えないのかもしれないが、実を噛むとプチッと弾けて中の汁が口の中に飛び散ります。
少しずつ口に広がるのではなくて、皮が比較的固くて一瞬に口中に汁が広がるのです。
その、快感は分かると思います。
その後、何とも言えない香りが広がります。
肝の字が当てられた意味はこの香りにあるのですよ。
肝が次第に臭いを出すようになって、腐る寸前の臭いを想像して下さい。
そんな臭いが口中一杯に広がるのです。
ナナカマドの実の方が余程美味しいですね。
これが、タネです。
種を取るときは、実をつぶして中から取り出すのですが、
プチッと弾けて服に汁が飛んできます。
不思議に潰している人の服に飛ぶのです。
だから、バケツに水を入れてその中で潰さないと、体中臭くなります。
カンボクは肝木という漢字を当てるのです。
肝臓を意識したのですよ。
恐ろしや・・・
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