2008年2月18日月曜日

臥牛・・寝転ぶ牛

石のように硬い葉っぱの多肉植物は臥牛・・寝転ぶ牛と言います。

臥牛という和名を付けた人はこの形態を良く言い当てて感心しますよね。
勇壮な姿の中にどこか微笑ましい、東南アジアの水牛の寛いだ姿が思い描かれます。
ハオルチアでもアロエでもユリ科の多肉植物の一種か2種は葉を左右二列に重ねて出すものがありますが、この臥牛がその特徴を良く現し、古株でも決して崩さないようです。
葉色は濃緑で表面に突起を有して成長に伴って下方へ反り返ります。花は30~50cm位の花序を出して20~30花を順じ開きますが、あまり優品とはいえません。
ガステリアとはラテン語で「胃」と言うそうで、この花の形が似ているから付けられたと言います。
幾つか集めてみると、形質の違いが大きいことに気が付きます。
葉先のとがり具合、葉幅、葉色、表面の突起、カーブの具合等ありますのでその選別によって選者の名前を付けたりして呼ばれます。
性質は大変丈夫です。いかなる栽培にも耐えるといっても、やはり日光に当てて水を控え葉を厚く短く育てられれば極めて見ごたえの有るが出来ます。根は直根性で長くなるので深鉢を使用した方が良いと思われます。成長は遅く一年に1~2枚の葉が出る位です。
生え際から子株が出ますが、株立ちにするには年数を要しますが放っておいても枯れたりしませんからいつのまにか増えています。